支えあう社会ー世界が ”家族の絆” で結ばれますように
□あの日から1年・・・。東日本大震災は、津波と原発事故を伴って甚大な被害をもたらしました。日本経済の立て直しを含めて、長期の復興支援が求められているなか、この苦悩の中を生き抜いていく上で最も大きな力となるものが 「絆」 であることを知り、痛感しています。
家族、血縁、地縁の大切さ
□多くの人が、大震災を通して感じたことは、「改めて、家族というものの大切さを考えさせられた!」ということでした。近年、日本では急速に、親戚縁者との付き合いが減っています。さらに、地域では、ご近所との家族付き合いがなくなりつつあります。
□近くに住む者が「お互いに知らない」という社会は、自由で価値ある社会なのか、あるいは不安でさみしい社会なのか。大震災は「絆」なしでは生きていけないことを教えてくれています。
□地域での付き合いが出来ないままに、支えなしの世界に自分を追い込んでしまっていることも多い。今、地域で町内会が注目される訳とともに、町内会とは何かについて考えてみたい。
町会活動に求められる課題
□私たちは、震災をと通して、”人は生きるということが、人々の支えあいと、分かち合いで成り立っている” ことを改めて確認する機会でもありました。失われつつある「家族」「親族」「地域社会」との密接な交流をどのように再生すればよいのか私たちは真剣に考えていかなければならない時期を迎えていると思います。
□あまりにも大きな尊い犠牲を払った東日本大震災から、私たちがいかに多くの教訓を得て、それを生かすことこそ、重要なことと考えます。
文責:千坂校下町会連合会 会長 西田 稔 参考文献 公明新聞 町内会って何? 名古屋大学名誉教授 中田 実 連載記事
千坂校下町会連合会