敬老の日を迎えて (千坂公民館)
今日(9月21日)は敬老の日で祝日です。
千坂校下では去る9月14日、一足早く「千坂地区敬老の集い」が西インターテルメ金沢において開催されました。
校下10か所に設けられたバス乗り場から会場へ向かい、午前10時から75歳以上を対象とした177名の参加のもと、式典が開始されました。
西田千坂地区社会福祉協議会長があいさつに立たれ、鬼怒川堤防決壊に関連した話しから、防災は心と心の結びついた「絆」づくりが大切と強調されました。
次に千坂公民館長のお祝いのことばをと案内があったので、次のとおり祝辞を述べました。
祝辞
本日は、千坂地区敬老の集いにようこそお集まりいただきました。皆様のお元気な姿に接し、本当に嬉しく思います。市内各地域で開催される敬老の集いは、千坂地区に限らず殆ど75歳以上とされております。なぜでしょうか。答えは予算が十分にないからだと聞いています。今年初めて敬老の集いの案内状を受け取った人が「やっともらえた」と喜んでおられる方がありました。60歳後半のある女性は「私はまだまだやー」と残念がっておられる場面も見ました。 今年8月1日現在の金沢市の統計によりますと、千坂校下では11,628人が住んでおられます。そのうち65歳以上が3,152人、100歳以上では8人の女性がいらっしゃるそうです。100歳 以上の男女比率は全国平均で男性10%、女性90%だそうです。ここにおられる男の方、是非とも千坂校下のために頑張って、100歳以上の男女比率平均値を上回れるようにお願いしたいと思います。
国内で100歳以上の方が6万人を超えたと新聞記事にありました。昭和38年では400人未満だったそうで、最近では麻雀用語でいうイーハン、リャンハンと倍々に増えているそうです。そんなことから、総理大臣が紀念として贈っていた銀杯は予算不足から次年度以降は打ち切られたそうです。
今月21日が敬老の日です。1週間ほど早い敬老の集いとなりましたが、今日は長い間、社会の為に尽くしてこられた皆さんを敬い、長寿をお祝いする日です。また、それとともに高齢者の福祉について関心を深め、高齢者の生活向上に努めるよう若い世代に促すという気持ちが込められています。
皆さんはご存知でしょうか。高齢の人には三つのタイプがあると言われています。
一つは「まだ若い人」、二つは「昔は若かった人」、三つ目は「そして一度も若かったことのない人」。皆さん、自分はどのタイプに当てはまるか考えてみてください。ここにおられる全ての方が「まだ若い人」になっていただきたいと願っています。
「人は年を重ねただけでは老いない。理想を失ったときに初めて老いが来る」といった人があります。三浦雄一郎という冒険スキーヤーだった人が、80歳でヒマラヤ登頂をするぞと決意され、4回目の成人式に見事登頂に成功されました。その陰には見えない努力があったそうです。目標に向かって努力する熱意が常識を覆し、困難に打ち勝ちました。
世界一の長寿国日本ではありますが、健康で人として生活できる限界を健康寿命といいます。健康寿命は男女とも約10年ほど平均寿命より短いようです。この10年を短くする方法は何でしょうか。それは社会に交わることだと云えます。趣味などを通して一人でも多くの友達を作り毎日笑顔で過ごす、これが健康寿命を延ばす秘訣です。
千坂公民館では生涯学習として「れんこん学級」と「万年青学級」が設けられています。ここでは見聞を広め、知識を蓄えるほか、友達づくりができます。積極的に参加され、元気で来年もこの敬老の集いに参加されますことを期待して、お祝いのことばといたします。本日は誠におめでとうございます。
千坂公民館長 中屋保雄
続いて、谷内律夫県議会議員が祝辞を述べられ、司会者から馳衆院議員、岡田参院議員、山田修司参議院、麦田金沢市議会議員各位
10時30分に式典が終了し、12時からの食事会まで入浴したり控室で雑談に興じました。
12時から会食が始まった |
柳橋町会サロンさくらの皆さんによる踊り |
昨年から柳橋町会サロンさくらの皆さんがこの日のために一生懸命練習され踊りを演じていただいています。サロンさくらの意欲的な活動に感動しています。この後、舞踊グループ6名のの皆さんによる金沢の四季を表現したオリジナルのお踊りや、心の桃太郎等数曲の舞が披露され拍手を浴びました。次に有志27名によるカラオケが行われ楽しい時間を過ごしました。
ディエットもあり |
カラオケの次は民生委員全員による「青い山脈」合唱 |
最後に「ふるさと」を参加者全員で合唱 |
以上のとおり、敬老の集いが終了しました。
この敬老の集い開催にあたり、並々ならない民生児童委員の皆様のご尽力がありました。皆様のご尽力に心から感謝を申しあげます。
千坂校下町会連合会