ほっと石川 県民の集い
「地域の支え合い体制づくりの推進について」
〜知事と各分野でご活躍の県民の皆さんが、地域での見守りや支え合いについて意見交換します〜
□ 平成25年3月28日午後1時30分から15時、石川県庁19階展望ろびーに於いて開催された。
参加者の皆さんと話された内容:要旨
○ 吉田 良 (能美市西任田町地域福祉委員会副委員長) : 民生委員としての活動とともに、支え合いマップの作成やいきいきサロンの開催等、町会単位の見守りを積極的に推進している。
○ 吉本恵美子(石川県老人クラブ連合会女性委員) : 老人クラブが実施している友愛活動に長年従事。今年度より、新たに女性委員会を立ち上げ、1人暮らし高齢者宅訪問活動に取り組んでいる。
○ 七尾 幸子(輪島市社会福祉協議会事務局長) : 輪島市における傾聴ボランティアに関する事業の立役者として積極的に事業を進めている。
○ 赤 喜久造(株式会社 赤留紹介代表) : 七尾・中能登を中心に宅配牛乳を営んできたが、今年度新たに志賀・羽咋へと地域を拡大し、商品の取り扱いを食料品や日用品等にまで広げて、高齢者の買い物を支援している。商品は、直接手渡しが原則、お年寄りの困りごとは「ささいなこと」が多い。電球の交換・テレビのリモコン操作等が例としてあげられる。
○ 谷川 仁弘(NPO法人 くくのち会員) : 山間地域に拠点となる常設店舗を開設し、、買い物代行サービスや1人暮らし高齢者等への生活支援を行っている。
○ 学生ボランティア代表(金城大学社会福祉学部4年) : 社会福祉協議会と協力して、地域の除雪ボランティアに参加する等、積極的にボランティア活動に取り組んでいる。1人暮らしの高齢者宅の玄関、注射上の除雪。ボランティアを行うと御思ったきっかけは、東日本大震災で、被害に遭われた方々のお話を聞いて、私にもできることを!と思って参加した。結果=温かく迎えられる喜びと、地域の方々と深い絆の結びつきです。
□ 谷本 正憲(石川県知事) : 高齢者は65歳以上という考え方のようですが、平均寿命が延びたいまは違和感を感じるようになりました。日常生活にサポートが必要な方が2割と云われています。
連帯感について=門前地区は地域の連帯感が非常に強い。都市部はプライバシーの侵害と云うことがあって、むずかしい。都市部のマンションでは、オートロックで民生委員の方でもなかに入れない。
防災訓練について=防災訓練があってもマンションの方々は参加しない。震災等を経験すると、地域との連帯、絆の必要性が理解できるようになって、はじめた参加、地域との交流が始まる。
行政の役割について=求める側と、サービスを提供する側との仲立ちを行うこと、サービスの提供を行うことが出来る仕組みづくりだと思います。
地域のネットワーク=各家庭へ訪問することの多い方に協力して頂く。例えば新聞配達を行っている方、郵便局員の方などに、義務づけ」はしないで、何かあったら教えてほしい。75歳以上の高齢者の方は、孤立化しやすい。個別訪問が必要で、石川県では17の市町村でモデル地区を作って活躍して頂いています。日常生活をサポートする!行政はできない。みんなで考えていく良いテーマーだと思います。さけて通れない問題だからです。