金沢市廃棄物対策推進員研修会でダンボールコンポストの普及促進策が示される
増え続けるごみを如何にして減らすか、各町会指定ごみステーションの違反ごみを如何にして減らすか。前者は行政、後者は町会の切実な問題となっています。
去る7月24日午前10時から、戸室リサイクルセンター2F研修室において、平成26年度金沢市廃棄物対策推進員研修会が開催されました。
研修会場の戸室リサイクルセンター |
金沢市廃棄物対策推進員122名のうち当日71名の推進員が参加し、千坂校下の2名(町連副会長)も出席しました。
金沢市では、今年度「ごみ減量化推進室」を新設し増え続けるごみ問題に取り組むことになりました。
ごみ処理の現状は、市民一人が毎日500gのごみを出し年間237kg、市全体10万トンの処理費50億円、150人の専従職員と70台の収集車、委託収集が約50%であることが報告されました。
ごみ全体量の40%が生ごみで占められ、この減量対策に本腰を入れて対応するためごみ減量化推進室が設けられた。
40%を占める生ごみをどうするか、その柱となる生ごみリサイクル循環システムの普及こそその対策の鍵を握ると述べられました。
具体的には、各校下にダンボールコンポスト指導員を置き普及促進させるため、指導員の養成講座を設ける(11月を予定)ことが示されました。
意見交換では千坂校下として次のとおり質問しました。
◆推進員が受講し指導員として各地域に講習会等を通じて一般住民に普及を図ることになると考えるが、町連の組織として活動すればいいのか判断できない。
回答
◆推進員全員が指導員となるのではなく、校下婦人会組織などから1名を推薦していただければと考えている。
推進員の任務は前年度まで、ごみ収集日に地域内ごみステーションの出し方等の指導をしていましたが、今年度からそれを取りやめ新たに「ダンボールコンポスト取組結果報告書の提出」に変更されました。
研修後、推進員全員にダンボールコンポスト1式が支給されました。
実際に試行しなければ記入できないので早速試してみたいと考えています。
1日500g〜1kgまで処理できるそうで、1式650円でJAほがらか村で販売しており、できた堆肥は500円相当のポイントが付与されると説明がありました。
皆さんも試してみては如何でしょうか。