2015年07月14日
投稿者:千坂公民館at 19:09

千坂町連50周年記念誌表紙を飾る新幹線の写真撮影を実施

千坂町連は設立50周年を迎えた記念として記念誌を発刊することを決定し、現在、各町会長や諸団体長から提出された原稿を編集委員会で鋭意校正作業を進めている。

昨年、編集委員会においてこの記念誌表紙を、来年三月開業する新幹線が千坂校下を走行している写真とすることで意見が一致し、昨年秋に2か所の撮影ポイントを選定して、千坂の名産品「小坂レンコン」の花が咲く7月に撮影することとしていた。

その蓮根の花が咲いたという知らせを受け、しばらくぶりに快晴となった7月11日午前9時、編集委員4名が百坂山の中腹にある百坂町会長の作業小屋に集合して、写真撮影の準備を行った。あらかじめ、金沢駅発と金沢駅到着時刻表により、撮影箇所(法光寺・百坂地内)通過時刻表を作成して撮影が円滑に実施できるよう備えた。
カメラ2台で撮影することにして、作業小屋の薄い塩ビスレート葺きの屋根に2人が登った。

2人のカメラマンから下で待機しているふたりに、柿の木の枝がじゃまだから切ってくれと指示が出され、土地所有者の百坂町会長は何のためらいもなく二つ返事で枝を切り落とした。
カメラ1台はデジタル1眼フリーハンド撮影、もう1台はユニバーサルフイルム仕様のプロ専用カメラを三脚に固定した。

撮影条件
新幹線走行写真に
1.千坂の地理的特性である交通の要衝を強調
2.千坂の特産品「れんこん」の農地を入れる
3.海側方向を撮影するため、撮影時間は午前中に限定
この3点をクリアできる撮影に腐心した。

約1時間かけて撮影を行った。
デジカメデータの一部を紹介しますが、どの写真を採用するかは編集委員会で最終決定が行われます。

背景に県庁を入れた
北陸自動車道、れんこん田を取り込んだ

左に千坂小、右に金沢東IC料金所
走行列車をアップすると全体の地理地形が不明となる
変貌著しい疋田地内方向、右に千坂小
撮影を終え下に降りて作業小屋の中を見学。作業小屋の軸組は全て竹。            室内は、まきストーブ、3台のチェンソー、その他用具がぎっしり。所有者に、「この山のお守りや畑仕事量から推定すると、年がら年中ここにいることになるが・・・・と聞いたところ、「全くその通り」と答えられた。
それに、松田元法光寺町会長と二人で蓮根田をドジョウ養殖地にして、7月からドジョウ養殖にも取り組まれている。今月上旬、県水産試験場から体長15mmの稚魚を仕入れ、毎日2回のエサやり、土と水の温度等の管理記録を欠かさずに実施されており、養殖に成功すれば千坂の新たな産業のモデルになるであろう。

作業小屋隣にイス・テーブルを据え、新幹線を眺めながらみんなで蒲焼を食べようという話もあって楽しみである。

千坂校下町会連合会